2014-01-01から1年間の記事一覧

紅葉の季節

近くの南郷公園の銀杏が見事である。朝夕かなり冷え込まないと鮮やかな色彩に染まることなく落葉してしまうので、数日前の冷え込みのおかげだともいえようか。 穏やかな日差しに誘われ、今日はカメラをもって近くの桜山古墳から六代御前へと山道を一回りして…

須賀敦子

須賀敦子さんの「霧のむこうに住みたい」という文庫本を読んだ。母が港の見える公園にある「神奈川近代文学館」での展覧会「須賀敦子の世界展」を見ての帰りに買ってきたのを借りた本である。フランス、イタリアに留学し、イタリア人と結婚して1998年に亡く…

深海探査船

昨日、横須賀の夏島にある(独)海洋研究開発機構に出向いた。三金会なる同窓の集まりで、一般公開日に合わせて企画された見学会である。海の底深く超高圧に耐えて調査船を沈める技術は、まさに日本の誇れる高い技術水準を示すものといえよう。 星空は我々に想…

小網代の森

今日は文化の日、スポーツクラブの仲間と小網代の森へ散策に出かけた。雨との予報もあったが、土曜日に雨雲を使い果たしたか、例年通り晴れてくれた。 小網代の森は、立派な遊歩道が整備され、以前のようにぬかるみに足を取られるといったことはない。ただ「…

八ヶ岳での休暇

台風が通り過ぎたので、2年ぶりに八ヶ岳に出かけたが、雨男なることを実感させられた。幸い2日目は雨がやみ、秋雨にしっとり濡れた紅葉を踏みしめての散策は良い休養となった。 それにしてもハローウインの行事がかなり浸透してきたようだ。ホテルのロビーで…

台風19号襲来

今日は泉区のひがしが丘町内会の方から頼まれて講演する予定であったが、台風19号の影響で19日に延期となった。折角の「体育の日」なのに家に引きこもることになったが、講演の準備をちゃんとせよということであろう。それにしても今年は台風の当たり年であ…

台風18号襲来

台風18号は静岡に上陸し太平洋岸を駆け抜け、房総半島の付け根を通って太平洋に駆け抜けていった。昼前、かなりの強風が一時吹き荒れ、庭に出していたブーゲンビリアの大きな鉢を横倒しにし、ミカンの青い実をいくつか落としていったが、午後は雲が晴れ蒸し…

仙石原のススキ草原

気が付いたら10月だ。毎日が日曜日だと無為のうちにどんどん日が過ぎていく。ブログを書くたびにそのことを思い知らされ反省しきりである。 先日、箱根の仙石原のススキ草原を歩いてきた。陽を受けて銀色に輝くススキの穂が風に波打つ様は一服の絵である。湿…

富岡製糸場

片倉工業に勤めていた大学時代の同級生の案内で、今話題の富岡製糸工場を見学してきた。すでに昭和62年に操業を停止しているが、今回世界遺産として登録されたことから再び脚光を浴び、群馬県の新たな観光名所となっている。 父が勤めていた紡績会社同様、工…

夏山自然公園

昨日はDIYの新聞折り込み広告につられて、肥料やら培養土の買い出しに出たついでに、夏山自然公園に立ち寄った。初夏黄色い花を付けていた蛇結茨は、赤褐色の種子の入った鞘を沢山つけていた。弦に多数の大きな棘をつけて大木に巻きつくさまは、まさに人を寄…

老いの空白

ちらほら黄色い花を咲かせはじめた我が家の金木犀、ほのかな香りを漂わせ秋の訪れを告げているようだ。 先日の天声人語、鷲田清一氏の「老いの空白」の一節を紹介し、「無為の境地が老いには必要なのではないか」と述べていた。しかし、「何もしないで寝そべ…

イワシ

さすがに9月も中旬ともなると、さわやかな秋の風情である。 朝日新聞社への逆風は自らまいた種だとは言え、根底にあるのは朝日だけの問題とも思えない。マスコミやジャーナリストと称する輩は、無責任な報道や放言に対する反面教師として自戒に努めてもらい…

成長戦略

第2次安倍内閣の発足にあたり、再びアベノミクスが話題になっている。3本の矢のうち、第1、第2の矢は当座の対応措置だそうだから、これからは第3の矢である「成長戦略」がどのようなものか興味深い。しかし、4日の朝日新聞では、規制緩和や成果主義な…

STAP細胞検証実験

STAP細胞検証実験に関連して、『科学界「実験する価値なし」』なる小見出しが昨日の朝日新聞にあった。記事を書いた記者の本音を、責任を回避するべく科学界の意見を装っているのであろう。ガリレオの地動説是認を断罪した宗教裁判を連想させる記事である。…

慰安婦問題の検証

慰安婦問題に関連して朝日新聞の検証記事への批判が喧しい。記事内容の正確さ批判ではなく、謝らないことへの批判である。日本では悪さをした児童に先生は、「素直に謝れば許す」と指導することが多い。謝ったからとて罪が消えるわけではないが、謝ることで…

カラオケ

歌は苦手だと忌避してきたが、歌えないのも片端かと七十の手習いに「歌声レッスンビギナーズ」なる教室に参加した。しかし参加者は結構カラオケで歌いこんでいる人が多く、小生と比べると「ビギナーズ」のレベルが高そうだ。これではならじと恐る恐る近くの…

自給率の向上

先日の朝日新聞に「自給率一辺倒をやめよ」の社説があった。「食の確保を自給率でなく、多角的に」との提案だが、中身は「高級品に偏らず安い米作りも追及すること」、「食品ロス」を減らすこと、などが挙げられている。しかし、これらはまさに自給率向上に…

御巣鷹山の悲劇

台風11号が日本海に抜けて、朝夕心なしか秋に一歩近づいたようにも思えるが、まだ8月中旬に入ったばかりではある。 今朝の新聞には29年前の御巣鷹山へのジャンボ機墜落の記事が出ていた。亡くなられた人の数の多さに加えて墜落までの数時間、恐怖の飛行を続…

アサギマダラ

昨日、今日と一泊二日で箱根に行ってきた。下界は青空が広がる真夏日であるが、箱根はすっぽり雲に覆われ、しっとりと草木を湿らせている。 それでも今日は流れる雲の合間から時々陽がさし、雨が降るわけでもないので湿生花園に立ち寄ってきた。きれいな蝶が…

豊浜「鯛祭り」スケッチ旅行

24日から3日間、ピースボートでご一緒した仲間9人と南知多へスケッチ旅行に出かけてきた。同じピースボートで一緒になったカップルが2年前に始めたゲストハウスに泊めてもらっての、にぎやかな修学旅行気分である。丁度豊浜の「鯛祭り」が開催されるとのこと…

「海辺のカフカ」

村上春樹の「海辺のカフカ」上下巻を読了した。先月赤坂ACTシアターでの観劇では、予備知識もなく、セリフもよく聞こえずで舞台の変わった演出に感心するだけで終わったが、やっと村上ワールドの一端を垣間見ることができた。さすがにノーベル賞候補と言われ…

集団的自衛権

今年も後半に入った。腰痛に加えパソコンのトラブルといささか気のめいるトラブル続きだ。もっともノートパソコンに置き換わったおかげで、机が広くなった感じである。ノートパソコンはLEDバックライト付きで画面が明るいが、それだけ目が疲れる。 今日は地…

パソコンが壊れた

ついさっきまで順調だったパソコン、いったん休止し、しばらくして立ち上げようとしたら本体のスイッチが入らない。メーカーに助言を求めるも、パソコンは反応せず、うんともすんとも言わない。デスクトップなので重たくて持ち出せないのでパソコン修理業者…

人口維持政策

先日の新聞によると、政府は50年後も人口1億人を維持する目標を重点政策に盛り込むそうだ。 世界第3位のGDPを維持したければ、人口減少は困るということであろう。しかし、長時間労働やら共働きであっても、なお結婚・育児や将来の年金に対する経済的不…

小石川後楽園

梅雨入りとなり、雨が降り続く。昨日は後楽園の文京区シビックセンターでの勉強会に参加した。朝9時半開始故、久しぶりにラッシュ時の出勤である。 相変わらず腰痛でいささか歩くのが苦痛ではあるが、折角ここまで出てきたので小石川後楽園を見学してきた。…

吉田調書

福島第一原発の職員の9割が所長の指示に従わず避難していたことが、吉田調書から明らかになったそうだ。沈没寸前の船同様、死ぬかもしれないとならば逃げ出したくもなろう。大量被ばくするかもしれない事態では、職員が事故現場に留まる事を強制することは難…

大学生の勉強離れ

10日ほど留守にした庭は、雑草が我が物顔である。玄関へのアプローチを塞ぐように大きく伸びた枝を剪定用のヘッジトリマーで思い切りカットしたが、すっきりさせるにはまだまだ手間がかかりそうだ。葉影に隠れるようにユスラウメとグミが赤い実を沢山つけて…

肥満の人

カナダ国立公園をめぐり予定通り日本に無事戻ってきた。タンポポを食べるのに夢中な熊、愛嬌のある縞リス、堂々と道路にでてくる鹿などとの出会いもあり、カナディアンロッキーは春の訪れで一気ににぎやかになったようだ。大いに英気を養ってきたと言いたい…

集団的自衛権

集団的自衛権の行使を認めるかどうか、最近新聞記事が大きく取り上げるようになった。賛成する人の背景には、尖閣諸島や南シナ海での中国の支配欲求と軍拡への懸念がある。しかし、中国へ対峙するのに集団的自衛権行使が必要かどうか、加えて、過去の戦争は…

漫画「美味しんぼ」

福島では放射線被ばくにより鼻血が出るとの漫画「美味しんぼ」の内容が物議を醸している。 たかがマンガとはいえ、一般の人にかなりの影響力をもっているとしたら、記載内容の正確さとその影響については責任を問われよう。 鼻血は極端な被ばくでは起こりう…