肥満の人

カナダ国立公園をめぐり予定通り日本に無事戻ってきた。タンポポを食べるのに夢中な熊、愛嬌のある縞リス、堂々と道路にでてくる鹿などとの出会いもあり、カナディアンロッキーは春の訪れで一気ににぎやかになったようだ。大いに英気を養ってきたと言いたいところだが、出発直前の坐骨神経痛(椎間板ヘルニア)を抱えての旅となり、いささか今後への不安を残す旅でもあった。
今日の朝日新聞夕刊に「肥満の人、世界に21億人」なる記事があった。世界全体でBMIが25を超える人は成人の40%弱いるそうだが、肥満か肥満でないかの線引きが気になる。新聞記事ではBMIが25以上を「太り過ぎ」と表現しているが、はたして肥満の人と言えるのであろうか?日本ではBMIが25以上30未満は、成人男性29%、成人女性18%であるのに対して、BMIが30以上はそれぞれ6%、3%に過ぎない。米国などBMIが30以上の人が多い国では、「肥満に対する有効な対策をとるべきだ」と言えるが、日本はむしろBMIが低い痩せ(特に若い女性)を問題にすべきであろう。
今日の一句「初つ夏に 元気づいたる 野辺の草」