成長戦略

第2次安倍内閣の発足にあたり、再びアベノミクスが話題になっている。3本の矢のうち、第1、第2の矢は当座の対応措置だそうだから、これからは第3の矢である「成長戦略」がどのようなものか興味深い。しかし、4日の朝日新聞では、規制緩和成果主義など話題となっている政策のマイナス面を指摘するのみである。「雇用や賃上げにつながらない限り、経営者に都合のいい政策で終わる」と記事は結論しているが、そのことが日本の成長をもたらすのか否かについての考察はない。格差が広がり、低賃金、雇用不安があったとしても、株価やGDPの上昇を指標とするなら成長したと評価するのかもしれない。そもそも何をもって成長したと考えればいいのであろうか。もう一歩踏み込んだ記事が欲しい。
今日の一句「野の恵み 素朴な味の 山葡萄」