人口維持政策

先日の新聞によると、政府は50年後も人口1億人を維持する目標を重点政策に盛り込むそうだ。
世界第3位のGDPを維持したければ、人口減少は困るということであろう。しかし、長時間労働やら共働きであっても、なお結婚・育児や将来の年金に対する経済的不安が高い現状では、出産や保育の給付を増やすだけでは目標達成は難しかろう。「日本を取り戻す」と過去の日本的家族像から抜け出せない保守的な政治家や官僚には手に負えない課題のように思える。
翻って、人口3、000万人の江戸時代の日本は、それなりに文化が花咲き、活気があった。人口減少を前向きに捉える発想の転換も必要かもしれない。
今日の一句「雨上がり 忙しなき蜥蜴 見つけたり」