電線から火花

ご近所の方からご指摘をいただいたのだが、昼間はよくわからなかった。あたりが暗くなって初めて空中に張られた電線から、ぱちぱちと火花が出ているのが見えた。新聞やTVでしばしば報道されている台風後に付着した塩分でのショートらしい。慌てて東京電力に電話するも、混み合っていてなかなか通じない。やっと連絡が取れて対応を依頼するも、人手が足りずいつになるやもわからないとのこと。火事になったらどうしようと不安に駆られて消防署にも電話する。こちらはすぐに見に来てくれたが、やはり東京電力の手を借りなければどうしようもないということの確認で終わった。
そして昨夜12時近くなり、東京電力の方が来てくれた。電柱のアースが飛んだこともあり、1時間ほど停電となったが、無事応急処置が終わり、真夜中に電気が復旧した。この間久しぶりの蝋燭の使用となった。海岸から数キロ離れた標高50〜60mの丘の上の住宅地でもこんなことが起こるのかと、慌てて今日は自動車に水をぶっかけての洗車を行った。しかし、停電が続く被災地のことを考えてみれば、この程度のことで済んだのは良しとせねばなるまい。
今日の一句「強風に おたおた騒ぐ 乱れ萩」