崖崩れ

近くの住宅地の崖が崩れて女子高校生が亡くなった。路線バスも走っており、こちらもしばしば車で通る道である。ずっと晴天が続いていたから雨で地盤が緩んだとかいうことではなく、三浦半島自体が海底隆起による脆い地層であったことに起因するようだ。思いがけないことではあるが、似たようながけ崩れの起こりそうな箇所は至る所にあるであろう。貧乏な地方都市にあっては、事前の十分な対策は期待できそうにないから、交通事故に巻き込まれたようなものだとあきらめるしかなさそうだ。
立春が過ぎたと思ったらこの寒波、東京では初氷だとか、梅の花が咲き始めたというのに、冬と春の到来がごちゃごちゃになっているようだ。俳句の季語と現実の季節とがどんどんずれてくる。
今日の一句「冬枯れに 存在感あり 寒アヤメ」
⇒ アヤメは夏の季語だが、手元の歳時記には寒アヤメは載っていない。WEBで検索していたら「咲く場所も季も選ばずや寒あやめ」なる句を詠んでいる人がいた。