菅首相への評価

今日の朝日新聞オピニオン欄に菅首相を哲学する学者國分功一郎氏へのインタビュー記事が出ていた。國分さんの意見もさることながら、インタビューする側の秋山惣一郎氏の発言に興味を持った。秋山氏の肩書は記載されていないが、記事の内容からすると朝日新聞関係社の人であり、彼の発言は朝日新聞社菅首相への見方を示しているであろう。
拾い上げてみると、「思い付き、場当たり、利己主義者」、「そんな批判も非難もものかは、首相の椅子に座り続け、一体何を考えているのだろうか」、「え、管さんのどこを評価するのですか」、「菅さんが何か制度を提唱したという記憶がありません」、「これだけ政治を混乱させた菅さんの発想が、日本や民主主義の再構築につながるとは思えない」、「政治に参加できるなら、すぐに菅さんを降ろしますよ」
菅首相が何を言おうと、何をしようとすべて悪く解釈する人らしい。客観的な報道と言うのは無理なのかもしれないが、巨大なマスメディアの一翼を担う朝日新聞に睨まれると、こういう言葉が紙面に躍るわけで、当然世論はこのような記事に引きずられることになろう。4面では脱原発に関して、「尻すぼみ」、「気迫失う?」などといった見出しが並ぶ。
ポスト菅首相にはどのような賛辞が贈られることであろうか?
今日の一句「これでもか 篠突く雨の 積乱雲」