短命政権

今日の朝日新聞の社説は、今までの菅首相叩きから短命政権へ話題を少し変えている。社説ではドイツの「建設的不信任制度」(現職の不信任は次の首相選任時に限る)を紹介しているが、朝日新聞はポスト菅の展望のないまま菅首相辞任を要求してきたし、「目まぐるしく首相が変わると好き嫌いで投票することになる」と述べているが、菅首相の政策を論ずるより、「菅首相は首相の器でない」といった視点でしか批判してこなかった。
「政権が仕事をするには一定の期間が要る。その是非を有権者が極めるにも時間が必要だ」と述べ、「首相の首を飛ばしやすい仕組み」の問題点を挙げている。しかし、それを言うなら、世論に大きな影響を与えるマスコミが政権の短命に加担してきたことへの反省も必要であろう。
昨日の朝日川柳に「言うだろう菅さんの方がよかったと」なる句が掲載されていた。朝日新聞論説者の思いは如何?
今日の一句「湧き上がる 本命候補の 積乱雲」