ダイオキシン騒動

昨年、10ピコグラム(pg)/リットル(ℓ)のダイオキシン排出基準に対して11pg/ℓを検出し葉山町のゴミ焼却炉が使用中止とされたが、今もって焼却炉は稼働していないようだ。
お正月に新聞の折り込みにあった「ゴミ問題から葉山を救う会」なるチラシでは、「廃炉にして新しく焼却炉を作れ」と更に話が大きくなっている。ダイオキシンの排出量は少ないに越したことはないが、11pg/ℓなる数値は健康被害を与えるほどの数値と言えるのだろうか? 加えて葉山町には新しくゴミ焼却炉を作るだけの財政上のゆとりがあるのだろうか?
イトーピア団地へ上がる坂道は、逗子市の部分は舗装が修復されたが葉山町の部分はそのままである。バスの通る同じ坂道の途中から突然でこぼこ道になるので、その違いが良くわかる。逗子市と葉山町との財政状況を反映しているのであろう。
許容できるリスクについての客観的な議論を深めてほしいが、情緒的な安心を追い求める事に終始しがちなのは残念である。
今日は逗子市の市営プールで初泳ぎ、昨年末から久しく泳いでいなかったので筋肉のたるみを実感した。今年から週2回は心して泳ぐことにしよう。それにしても葉山町が発行している健康増進利用券、横須賀市の市営プールは利用できるのに逗子市では使用不可とはどういうことか。よほど逗子市と葉山町とは仲が悪いようだ。今回のゴミ焼却炉の運転停止に伴い、緊急避難的な葉山町の協力要請に対して逗子市からは冷たく断られたそうだ。逗子市の方も焼却能力にゆとりが無いということであろうか?