万緑の季節

高齢者の交通事故が大きく報道されているが、こちらも後期高齢者なるレッテルを貼られた身なれば他人事ならずである。高齢者の大半は無謀な暴走族のような運転をしているわけではなく、とっさの対応ができない、慌てると混乱して適切な判断ができないといったことが原因で大きな事故につながっているように思える。いくらアクセルを踏み込んでも一定以上のスピードが出ない、助手席の人がブレーキ操作を容易にできるなど高齢者仕様の車があってもよさそうだ。車をやめられない高齢者には、運転できる走路や時間帯の限定、免許証更新の頻度を増やすなど、その地域で様々な規制を工夫できるようにも思えるが、事故の悲惨さが報道されるのみで対策が議論されないのは残念である。
今月の俳句会の兼題は「万緑」(ばんりょく)だそうだ。あまり聞きなれない言葉であるが、新緑が生える梅雨の季節を表す言葉としては、ピンとくる言葉である。
WEBで検索したら。中村草田男が最初に季語として使ったとか、、
今日の一句「万緑や 伸びたる草木の エネルギー」 
→ 手入れの悪い庭ではあるが、生命力に満ち溢れているようにも思える。