信州での休暇

台風10号が北にそれたのを見届けて、久しぶりに八ヶ岳と軽井沢に出かけてきた。秋の野草が花を咲かせるにも、また紅葉にも早すぎるのだが、晴天に恵まれ信州の山々を眺めることができた。久しぶりの小諸懐古園に立ち寄り、熊出没の看板に脅かされながら千ヶ滝の渓流を散策し、そしてセゾン現代美術館への立ち寄りと慌ただしくも中身のある2泊3日であった。信濃追分駅近くの叔母の別荘に立ち寄るも留守、代わりにすぐ近くにある木々に囲まれた喫茶店のテラスで至福のコーヒータイムを過ごせた。
台風10号のもたらした東北・北海道の豪雨は、農村地帯にかなりの被害をもたらしたようだ。科学技術の発展を誇るも、自然の猛威になすすべもない現実を改めて思い知らされる。
俳句会の9月の兼題は、秋思だそうだ。秋は物悲しいような寂しいような思いを感じる句が多いようだが、食欲の秋でもあり、スポーツの秋でもある。秋思にはポジティブな感情をこめてもいいように思える。インターネットで検索したら「秋思なるひと時すごず軽井沢」と将に私のことを詠んだような句が紹介されていた。
今日の一句「晴れわたる 台風一過の 秋思かな」