五輪に熱狂

WEBニュースの見出しに「五輪に茶の間は熱狂、でもテレビ局は「赤字」 高騰する放映権料、次の東京は660億円に」とあった。しかし、どれだけの人がTVの前で熱狂していたというのであろうか。チャネルを切り替えても、時間をずらしても似たような映像が繰り返し流され、いい加減うんざりしている人も多かったのではなかろうか。皮肉を込めて言えば、多額の放映権料を払った立場としては、視聴者が熱狂してくれなければ困るということであろう。あるいは、茶の間の熱狂はマスコミが作り出していると言えるのかもしれない。
ともあれ、東京でのオリンピックに向けて巨額の税金が使われるわけだから、国民の熱狂が覚めて『もったいない』が頭をもたげぬよう関係者は知恵を絞ることになろう。
「茶の間」にいる輩としては、マスコミに洗脳されぬよう心せねばなるまい。
今日の一句「季語と知り 旬の味かと きゅうりはむ」