生前退位と女性天皇

WEBニュースによると、安倍首相は「生前退位に関しては天皇がそのお気持ちを表明されたが、女性天皇についての発言があった訳ではないから検討対象から外れる」との認識を示したそうだ。
これでは天皇の意向に沿って、政府が動くことになり天皇の政治への関与を肯定することになろう。天皇が人間である以上、公務を滞りなく遂行できなくなる事態は起こりうるわけだから、天皇のお気持ちがどうであれ、生前退位は政府が検討すべき課題である。加えて、現憲法では男女平等をうたっているわけだから、女性天皇は当然許容されるべきである。天皇の発言がなかったからといって、政府が現在の法律の不備を放置していてよいわけではない。緊急性はないとしても、安倍首相は検討対象だとすべきであろう。
今日の一句「猛暑なり エアコンつけての 秋思かな」