営業イロハ大学

就職活動を話題にした朝日新聞の記事に「営業イロハ大学で」なる見出しが目にとまった。営業のノウハウを大学の正規授業で教える取組みの紹介である。「大学に営業学部を作るべきだ」との主張をされる先生もいるようだ。大学とは一体何を目的とする所かと首をかしげたくなる。営業学なる学問を学ぶのではなく、単なる営業スキルを身につけるだけなら、専門学校で十分であろう。電話のかけ方やらセールストークのトレーニングなど、大学の授業で行うものとは思えないが、就職のための肩書を得る目的で大学へ進学する学生からすれば、経済学などの学問を学ぶより営業マンとなるための訓練をしてくれた方がよいということであろう。
今日の一句「ツワブキの 花萎む庭に 冬来る」