プラシーボ効果

先日の新聞に民間療法「ホメオパシー」が取り上げられていた。「レメディー」の効果はいわゆるプラシーボ効果と言われるものであろう。「病は気から」と言う場合もあり、また薬は本来、病気を治そうとする生体の防御力・治癒力を助けるものであるから、プラシーボ効果もあながち否定されるものではない。しかし新生児へのビタミンK投与を否定するのは問題。3月まで務めていた大学では、管理栄養士の卵に対する栄養学の講義で何故ビタミンKシロップを新生児に投与すべきなのかを話題にしてきたが、琉球大学医学部ではどのような授業内容であったのだろうか。過度の不安におびえる妊産婦に対してプラシーボ効果を狙っての「レメディー」投与は無意味とは言わないが、栄養学の基礎的な知識は助産師もしっかり学んでほしい。
ところで、師と士はどのように使い分けられるのであろうか?助産師は助産士ではなく、管理栄養士は管理栄養師ではないのは何故なのか、教えてくれる人はいませんか?