日展

新聞販売店から日展の招待券をもらったので、乃木坂にある国立新美術館まで出かけた。書道の部では審査がなれ合いだとかで問題にされていた。しかし、素人からすれば、いずれも優れた作品ばかりである。審査員も優劣をつけるのは難しかろう。
絵画の方ではカンバスの大きさに圧倒される。こんな大きな絵を描くとしたら、よほど大きな作業場が必要となろう。ウサギ小屋に住む我々庶民では制作は不可能だ。もっとも素晴らしい絵画を眺めていると絵心がうずく。優れた絵を眺めているだけでも感化されて、少しは絵が上手になったような気分になる。
今月の俳句の兼題は「冬の月」だそうだ。秋が深まったかと思っていたら、季節はもう冬である。昼間は日差しが暖かでも夜空は寒々としている。
今日の一句「葉を落とす 庭の桜に 冬の月」