脱原発への模索

小泉元総理の脱原発発言は新聞の一面トップ記事となるインパクトを与えたが、その後のマスコミの関心は薄れたようだ。中国との緊張が高まる中、原子力発電所は国内に爆弾を抱えているようなものであり、国家の安全を考えても脱原発への模索はすべきである。高レベル放射性廃棄物の処理に対する展望がない現状で、なし崩し的な原発再稼働へと流れようとしているのは、日本国民の「問題の先送り体質」、「平和ボケ」によるものであろうか。
将来破たんすることが見えている年金や医療費の問題、膨大な借金、いずれも喫緊の要事だが当座しのぎの議論ばかりである。次の世代が背負わされるリスクが、ますます大きくなる事は確かであろう。
今日の一句「ツワブキの 寒き日陰に きらめきて」