原発ゼロ

将来的に原発ゼロを目指す場合、取り組むべき課題の議論がようやく始まった感である。大半の国民は「原発ゼロ」を望んでいる事は間違いないであろうが、「原発ゼロ」をどうやって達成するかとなると意見が分かれる。
原発即時停止」にすればよいというだけでは、原発安全神話の裏返しで、こんなはずではなかった、想定外の事態が起こった、等のいい訳を並べる事になりそうだ。着実に「原発ゼロ」に向かうためにも、今回野田政権がまとめた課題を国民的議論に拡げていく必要があろう。
要となる「再生可能エネルギー」の実用化・普及への技術的課題・環境問題への影響や原発ゼロに伴う既存原発廃炉に向けての課題、原子力の専門家の減少懸念など、不安材料が沢山ある。取り敢えず、今後5年から10年かけてこれらの課題に向き合ってみる政策を優先的に取り上げてもらいたいものである。
今日の一句「新涼に ボケた頭も さえるかや」