原発依存への回帰

原発事故の後、代替自然エネルギーがあれだけ話題になったが、自民党が政権復帰するや新たな規制基準の下で原発依存の継続となっているようだ。先日の記事によると原発保有する電力会社はいずれも廃炉を検討する予定はないそうだ。
老朽化した原発を抱え、厳しい安全基準を維持するのは経営上も大変なことだと思うが、問題を先送りするお役所的な無責任さの表れであろう。
地震やら津波もさることながら、ミサイルが飛んできたりテロの標的になることもありえよう。国防軍等を考えるより原発被害による国家の存亡の方が優先検討課題かと思うが、あまり議論されていないのはまさに平和ボケのせいであろう。昨日は七夕、星に願うとすれば原発廃炉へ向けての息の長い地道な取り組みである。
7月の兼題は6月に話題になった「夏の月」である。
今日の一句「熱帯夜 眠れず仰ぐ 夏の月」