美味しさの技術

厚労省が生食用レバーに対する放射線照射による殺菌効果を確認する研究班の立ち上げるとの報道がなされている。「何を今頃」との感がないでもない。
日本は優れた先進技術を生み出してきたが、遺伝子組み換え技術同様、放射線照射に反対する一部の人たちの「安心できない」との理由で実用化に踏み出せずにいる。日本食は自然の繊細な味覚を大事にするが、食中毒のリスクを背負っているともいえる。結果として食べる事を諦める方を選択せざるをえない事になる。放射線照射で安全な食品が得られるなら、「不安だから」といった食わず嫌いを止めて試してみるべきであろう。
生食用レバーもさることながら、香辛料の殺菌には是非放射線照射を許可してもらいたいものだ。加熱殺菌して香りを飛ばした香辛料しか日本では使えないというのは不幸なことだ。
昨日「プロメテウス」なる映画を観てきた。素晴らしいCG技術の成果は堪能できるが、ストーリーは期待外れであった。
今日の一句「秋冷に 美味しさ感じる 幸せぞ」