憲法記念日

連休だというのに生憎の雨、毎日が日曜日の年金生活者にとっては雨なら雨なりのスケジュールをこなせばよいのだが、休みが自由にとれないサラリーマンには恨めしい天気であろう。しかし草木にとっては,燦々と降りそそぐ太陽の恵みも大事だが、しっとりと雨に濡れるのも新芽が萌えだす時期に大事なことだ。百日紅の雨に濡れた若葉がきれいだ。
今日は憲法記念日、勇ましい大阪市長の掛け声に改憲派は勢いづいているようだが、戦後67年間守り続けた憲法9条はやはり平和を希求する日本の大事な看板であろう。簡単にすげ替えては困る。
友人のホームページに藤原正彦氏の「管見妄語」からの引用、「大きな仕事を為す者は楽観的だ。悲観的な人間は自らの能力に足枷をはめている。人も組織も国家も悲観に支配されたら万事休すだ」があった。就職難に喘ぐ若者にも、北朝鮮や中国が攻めてくるのではと戦々恐々としている輩にも、原発がないと電気が足りないと騒ぐ者にも、そして放射能汚染に過度に神経をとがらせている消費者にも、藤原氏の言うようにもう少し楽観的になってもらいたいものである。
今日の一句「傘さして 路傍の花を ひとめぐり」