元旦

型通りのお正月、お雑煮を食べた後、年賀状に目を通して出していなかった10人位の人に追加で年賀状を書いたら特にすることもない。気になっていた裏の物置の整理をすることにしたが、長年ため込んだガラクタを廃棄すべくまとめたら、「正月早々ごみを出した」とかみさんの逆鱗に触れた。後期高齢者ともなれば、自らの生き方をかみさん抜きに考える必要がありそうだ。
夕方暗くなってから、マフラーに冬帽子と完全武装で近所を一回りしてきた。さすがに元旦の夜ともなれば、住宅街はひっそりしている。今夜は満月らしく月明かりがまぶしいくらいだ。明日は富士山もくっきり見えることであろう。
「一年の計は元旦にあり」というが、昨年来のやり残しがたくさんあるので、少しは片付けられるようにしたい。「一年の計」というにはいささかしょぼくれているが、カッコよく言えば終活といえようか。
俳句会の今月の兼題は「初御空」だそうだ。元日の夜明けを表現しているそうだが、今年は快晴に恵まれての素晴らしい朝を迎えた。テレビをつけると騒がしい番組ばかりだが、高齢化した住宅街はひっそりと静まり返っている。元気に遊ぶ子供たちの声が聞こえてこないのが寂しい。
今日の一句「ひっそりと 寝ぼけまなこの 初御空」