田舎暮らし

雑誌「SPA」の8月10日号の記事がインターネットに配信されていた。都会人の田舎暮らしへの憧れに対する警鐘をまとめた記事であったが、問題点として挙げられた項目は①ディスカウント店が無い(=東京の方が安い)②店に在庫がない(=入荷に時間がかかる)③田舎は車社会でスーパーの駐車場が足りない④レンタルビデオの品ぞろえが少ない⑤居酒屋が少ない、遅くまでやっていない⑥テレビのチャネルがすくない、などだが田舎と言ってもさまざまである。
田舎暮らしを希望するなら上記の問題点に照らして、我が故郷、福岡市の近郊都市、古賀市の郊外は理想的な場所だと思えるのでPRさせてもらう。福岡空港へも、また福岡市内の中心部まででも30分位、近くのインターから九州道を使えば大分、熊本、長崎は日帰り圏内である。最寄りのJR古賀駅の周りには大きなスーパーもあり、少し離れた家電の大型店のサービスは東京以上だと言える。鹿児島本線では電車は10分間隔位で運行しており、博多駅まで20分位だし、西鉄バスも便利だ。九州最大の文化都市である福岡市のさまざまなイベントや文化施設などが使えるので、田舎での生活とはいえ都会から隔離されるわけではない。
ホタルの里なる古賀市の看板が立てられたのどかな田園地帯、周りにミカン畑を始め果樹が多く植えられている温暖な場所である。新鮮で安価な農産物のみならず、玄界灘の釣りも楽しめる。近くには昔から湯治場として知られている薬王寺温泉もある。しかも、これほどの場所でありながら、近年地価は大きく値下がりしている。
定年後の終の棲家としてのみならず、田舎暮らしに興味のある若者にも、古賀市郊外への移住はお勧めである。