日本への投資

円高で金融政策はどうなっているかと批判記事ばかりだが、9月中間決算では東証1部上場企業の増益が相次いでいるそうだ。日本経済の要となる自動車業界の雄、トヨタも黒字とのことだから、政府に頼らずとも大手企業はそれなりの手はちゃんと打っているということであろう。
欧州の金融大手のファンドマネージャーが「高齢化が進み大きな成長を見込めない日本には投資する意味は少ない」とのコメント記事が目にとまった。不況の時こそ取ってつけたような緊急経済対策ではなく、長期的展望に立った投資が望まれよう。東証の斉藤社長が「ドルで外国資産を買いまくれ」と発言しているそうだが、高齢化であれ、円高であれ、発想を変えて前向きに挑戦すれば、まだまだ日本は捨てたものではなかろう。