機密情報の流出

尖閣列島での中国漁船衝突の映像が流出したことから、機密情報管理が十分でないと批判され、当局は犯人捜しに躍起になっているようだ。
このような情報の流出は、コンピューター社会が負うリスクであるが、開かれた民主主義社会のリスクでもあるように思う。独裁国家では、このような機密情報は厳重に管理され、多くの情報が密閉されていることであろう。個人の不幸を招くような情報の開示は倫理的な問題がるとしても国家機密などと称する類のものは、少々リークする位が庶民には心安らかに過ごせそうだ。
「中国世論、再び硬化か」との見出しが出ていたが、マスコミは中国の顔色がよほど気になると見える。尖閣列島であれ、北方4島であれ、日本の立場をはっきりと示していればそれで良いことで、妙な勘ぐりや配慮が話をややこしくしている。