沈丁花

姪が参加している管弦楽団の演奏会に出かけてきた。楽器の演奏に疎い小生が、えらそうな批評はできないが、なかなか躍動的で力のこもった演奏であった。指揮者は細身の若者であるが、外見とは裏腹に楽団をまとめ上げる統率力は大したものだ。それにしてもサラリーマン稼業の合間に練習を積んでの成果には敬服の至りである。
今月の俳句会の兼題は「沈丁花」である。我が家の庭でも強い芳香を放っている。名前の沈は香木の沈香に由来するらしい。また花が釘状であることから丁の字が用いられている。
今日の一句「沈丁花 狭き庭にも 香を放ち」
→ 梅の香りほど上品ではない。自己主張が強すぎるような香だが、寿命が20~30年だそうで、精一杯自分の存在をアピールしているのであろう。