薄暑

昨日は東京での集まりに出るついでに、目黒にある国立科学博物館付属の自然植物園に立ち寄った。春の花々は一段落した時期ではあるが、木々の新葉が色を増し深呼吸したくなるような園内であった。高松藩主松平讃岐守頼重の下屋敷があったところだそうで、当時植えられた松などの庭木が巨木となっている。教育園と称するだけあって、草木に名札が置いてあるのは有難い。
俳句会の今月の兼題は薄暑だそうだ。WEBで検索したら、「少し運動すると汗ばみ上着を脱ぎたくなるような5月半ばの季語」と説明されていた。あまり聞きなれない言葉である上、最近は寒暖の差が大きく、薄という漢字の穏やかさはあまり感じない。それでも夏の猛暑と冬の厳寒の間にあって、そこそこの暑さというイメージはある。
今日の一句「薄暑の日 孫を相手に 汗をかき」