京都の桜

1泊2日で京都に出かけた。前日TVで紹介されていた清泉苑と二条城を、翌日は京都府立植物園を訪ねた。鴨川べりにもたくさんの桜が植えられており、枝垂れ桜にすっぽり包まれたように一夜を過ごしたホームレスがいた。もしかしたら彼は「ねがはくば花のもとにて春死なむその如月の望月のころ」と詠った西行法師の心境かもしれない。
俳句会の今月の兼題は「朝寝」だそうだ。朝寝が季語になるとは思はなかったが、「春眠暁を覚えず」と詠われていることから春の季語なのであろう。もっとも最近は寒暖がはげしく、加えて花粉症を患っていると、寝床でのんびりと至福のひと時を過ごしているわけにもいかない。
今日の一句「朝寝坊 許されたるや 年の功」