装飾花

トキワツユクサがいたる所で白い小さな花を咲かせている。自宅近くの山道では葉が花弁のように白くなった草の群落があり、半夏生かと思ったが花は明らかにトキワツユクサである。ドクダミも到る所で白い花(実際はイミテーションの総苞)を咲かせている。八重咲きのきれいな花をつけたドクダミも近所で見つけたが、葉が大きすぎるのと独特の臭いで嫌われ損をしている。今満開なのは紫陽花であるが、こちらも花弁とみられるのは萼である。
本来の花を盛り立てる装飾花、いずれの花も生存をかけて精一杯アピールしているとみれば、まことに健気な花だと言える。
今日の一句「短夜の ぼんやりまなこの 朝ごはん」