原爆とオリンピック

昨日、久しぶりに金沢動物園に出かけた。孫にせがまれなかったらまず行くことはなかったろう。しかしこの暑さ、動物たちもばて気味らしく、涼しい小屋に避難しているのか園内は閑散としている。目玉のコアラも結局姿を見せなかった。
孫の相手で一日を過ごしたが、昨日は広島原爆の日であり、リオオリンピックの開会式の日でもある。前者は遠い過去であり、後者は地球の裏側の出来事である。核の傘の下での核廃絶、貧しい国での豪華な開会式、いずれも矛盾を抱えた世界の現状を象徴している。果たして孫の将来には、どのような世界が待っているのであろうか。
今月の俳句会の兼題は「きゅうり」だそうだ。昔学生時代に農場から持ち込まれた採りたてのキュウリやナスをそのまま齧った時の美味しさを思い出した。家庭菜園でもすればきっと新鮮な野菜を満喫できるのであろうが、この暑さ農作業は私には論外である。
今日の一句「青臭い きゅうりのとげとげ 懐かしき」