三菱自動車の不正

三菱自動車の燃費試験での不正行為は、会社の存亡を揺るがす事件として報じられている。データの改ざんを指示したのは、当時の第一性能実験部長だといち早く報じられたが、不正行為そのものもさることながら、1人の部長に責任を押し付けようとしていることの方が気になる。この部長が勝手にやったことで、上司が全く関与していないとは思えない。100歩譲って、上司が直接不正行為を指示していないとしても、そうさせるように仕向けたであろうことは想像できる。この事件は上司が責任を取ろうとしない三菱の企業体質の問題を露呈したとみるべきであり、病根は深い。
今日の一句「春深し なお春寒の 風が吹き」