大学卒業要件

昨日は土砂降りの中、来週からの海外旅行に備えての情報収集、B3プラグの購入などの雑用を兼ねて、ピースボートでの水彩画教室の仲間との昼食会に出向いた。それにしてもピースボートの友人は、アクティブで多彩な経歴の持ち主が多い。南極に出かけたとか、シリアで銃弾の下をくぐったとか、十数回のマラソン海外遠征など話題は尽きない。
今朝は一転しての快晴である。わが団地からの相模湾越しの富士山展望が素晴らしい。右手の丹沢も雪を被っている。
先日の新聞に、文部科学省は大学入試改革の一環として卒業要件の厳格化を検討しているとの報道があった。大学改革議論は、今まで論文や面接を使った多面的総合評価への入試制度の移行といった、試験を担当する先生の苦労を無視した「言うは易く行うは難し」の観念的な議論に終始していたように思う。親のすねをかじって遊びほうける学生は、金もうけをしようとする大学にとっては有難い存在かもしれないが、社会にとっては無駄の一語に尽きる。卒業要件を厳格化したら、勉強する気のない学生は大学に行く気にはなるまい。受験生が減れば入試改革も実現しやすくなろう。入試より卒業要件の改革が先だと言える。
今日の一句「春を待つ 若芽の膨らむ 枯野原」