春一番

少しは春めいたかと箱根に出かけた。昨日は芦ノ湖の向こうに富士山がかすんで見え、道路脇にかき集められた雪が残るも、のどかな春の風情であった。しかし今日は一転して曇天の下、強風が吹き荒れ、早々に引き揚げてきた。春の幕開けを告げる「春一番」である。
クリミア自治共和国の帰属でロシアと欧米との駆け引きが話題になっている。クリミアのロシア編入を問う住民投票に欧米が反対するのは、クーデター紛いで成立したウクライナの暫定政権が親欧米派だからという事に尽きよう。大国の狭間で翻弄される弱小国家の悲劇とならぬ事を祈るばかりである。
今日の一句「桃の花 春一番に 耐えており」