「三太郎の日記」

図書館から「三太郎の日記」を借りて読んだが、難解な語彙を多用しているせいで流し読みという訳にもいかず、2週間の貸出期限では第一部のみである。
単なる知識の詰め込みでしかない受験勉強から解放された学生にとっては、思索にふける時間が与えられたことに幸せと日々の充実を感じた事であろう。この本が青春の書として受け入れられた事は理解できる。しかし、今、古希を迎えて読み直してみて、正直、新鮮な内面の共感からは程遠く、青臭い言葉の遊びであるかのようである。私自身の心の老化を反映していると言う事であろうか。
今日の一句「桃の花 遠き昔の 香りあり」