TPP聖域5項目

もう残す所今年もあと3日となった。幸い晴天にめぐまれ青空が広がっているが、朝の冷え込みも厳しく布団からなかなか抜け出せない。
鳥に食べられる前にと、庭の温州蜜柑を収穫した。今年は豊作で100個位は実っていようか。すでに何個かは食い荒らされ、外皮が地面に散らばっているが、まだまだ美味しそうな蜜柑がたくさん残っている。年金生活者にとっては有り難い自然の恵みである。
今朝の朝日新聞「私の視点」なるコラムに元通産審議官の畠山 襄(のぼる)氏がTPP交渉に関連し、「まず日本が関税撤廃へ動け」と主張していた。自由主義経済国家を希求する彼の立場からは、日本の聖域5項目にこだわれば、100%自由化するとアメリアに対して胸を張ることができない。
農産物の安定供給への不安については、「供給不足分を輸出国と輸入国とで公平に分担するようTPPで規定すればよい」と彼は提案している。しかし、いくらTPPで規定しようが、不作の折に自国の不足分を削ってまで日本に輸出してくれるとは思えない。日本の非常に低い食料自給率を考えれば、豊かな農業国アメリカと同じように自由化するのはいかがなものだろうか。 
今日の一句「冬の夜 炬燵に蜜柑 良く似合い」