権力者への情報開示

今日の朝日新聞のザ・コラムで大久保真紀さんが小泉純一郎氏に原発推進から原発ゼロに変節した理由を訊ねたところ、「電気事業連合会に騙された」と述べたそうだ。「5年半も首相を勤めた最高権力者が騙されたと嘆き、怒っているとは、日本はとんでもない国だ」と大久保さんは指摘している。
この一件から言える事は、あらゆる情報を握っている官僚が、政治を動かす首相に対してすら必要な情報を開示しない可能性もあるという事である。
官僚が自らにとって都合のよい情報のみを政府に開示するとしたら、日本の政治は官僚により操られているということになる。秘密保護法は、そのような官僚の恣意的な操作をより容易にさせる訳だから、本当はアベ政権にとっても有り難くない状況を作り出すことにもなろう。今の官僚に日本の将来を托せるだろうか?
今日の一句「冬の月 よくよく見れば あばた面」