食材偽装

今日は荒れた天気になるとの予報であったが、三浦半島では少し風が吹いたぐらいで曇天の一日であった。
食材偽装がえらく話題になっている。「どうせ分らないだろうから適当に格好いい名前をつけておこう」といった所が真相であろう。大手のレストランが客をバカにした話ではある。しかし、客の方も美味しいかどうかを名前につられて判断しているとしたら情けない話だ。有機栽培だとか、自然食品だとか、或いは松阪牛、広島の牡蠣などレッテルが張られると、知ったかぶりをして評価したがるが、美味しさを見極めるほど繊細な味覚を持っている訳ではないと言えそうだ。
展覧会場で、画家が有名人か、金賞のリボンがつけられているかを見てから、絵を鑑賞するのに似ている。はからずも肩書に弱い日本人を曝け出した事件でもあろう。
スーパーの安い食材で作った小生の手料理も結構美味しいと自賛したいが、いかがなものであろうか。
今日の一句「冬枯れに ひときわ輝く 石蕗の花」