ジョロウグモ

曇り空の冴えない天気だ。しかし明日は風強く荒れた天気になるとの予報に、母を誘ってイチョウケヤキが色づく南郷公園を散歩し、子安の里のカフェレストラン「まりん」なるお店で昼食を摂り、週末らしい一日を過ごした。この小さなストランは緑に包まれ、田舎風情で洒落ている。オーナーである86歳のおばあさんの箸袋に描かれた絵も素敵だ。
公園ではジョロウグモが目につく。改めてよく見ると網の中央に陣取る蜘蛛は、いずれも頭を下に腹を上にしている。この姿勢に何か意味があるのであろうか。また小枝をすぐ近くまで近づけてもじっとしており、背中に触れても「あわてず騒がず」である。しかし、しつこく突っついていると、さすがに「うるさい」とばかりに足をあげ、いつの間に吐き出したか小枝に蜘蛛の糸が絡められていた。
今日の一句「ツワブキの 花を描きて 秋深し」