身近な秋

午後、思い立って近くの森戸川源流をさかのぼり二子山から南郷公園へと歩いた。度々の雨台風による崖崩れを懸念してか、森戸川源流への入口には立入禁止の立て札が立っていたが、何度も来た所故立て札は無視することとした。ぬかるんだ道に、はっきりとした靴跡が残されていることから、散策に訪れる人が結構いるようだ。谷川沿いの雑木林は自宅から1時間位の距離だが、鬱蒼とした山道を歩いている感じである。残念ながら紅葉には少し早く、カメラの被写体になるものが少ない。滑らぬように恐る恐る沢を何度かわたり、ロープにつかまって急な斜面を上がると東逗子から二子山へと向かう尾根に出る。二子山山頂の展望台まで約2時間、山頂のススキ越しに遠く横浜のランドマークタワーやら八景島が見える。新しく買ったニコンのカメラで何枚か撮るも、すでに夕方で陽が陰っており写り具合は今一つである。南郷公園のイチョウ並木と楓はそこそこ色づいていたので、今度はもう少し明るい時間帯に出直すことにしよう。
今日の一句「曇天に 隅に目立つは 石蕗の花」