憲法議論

憲法議論が沸いている。現憲法を死守すべきだとは思わないが、改正要件緩和を図ろうとする自民党は姑息だ。今日の朝日新聞の「私の紙面批評」の欄における北海道大学中島岳志准教授の指摘は興味深かった。彼はTPP論議とも絡めて、自民党が主権の外部化とグローバルスタンダードの内部化を進めていること、グローバリズムは格差を拡大するので不満を埋めるべく愛国心を唱導することになり、弱者の不満による国内情勢の不安定化に対しては、「公の秩序」の強化を図る。これが自民党改憲案の道筋だと看破した。「グローバル化に適応する為の改憲ならよし」とする朝日新聞大野博人論説主幹の主張を批判している。同感である。
明日出発の南米ツアーに参加する事にした。若干企画に不満があるが、地球の反対側に出向くとなるといろいろ日程上の難点も出てくるようだ。円安の流れの中でタイミングが悪いが、思いたった日が吉日としておこう。
今日の一句「雨上がり 我が家の庭にも バラ一輪」