冬され

近所の俳句会の1月の兼題は「冬され」(冬さるる)だそうだ。日常使うような表現ではないので、広辞苑を引くと「冬の荒れさびれた姿」とある。華やいだクリスマスやお正月が一段落した後の襟を立て、身を丸くして歩く人々や霜を被りひっそりとした田園を思い浮かべる事になろうか。
自民党が予想通りの圧勝ではあったが、彼らに託した日本にバラ色の未来を思い描けない。正に「冬され」の感じだ。昨日が冬至だったそうだから、これから昼が少しづつ長くなる事になるが、本番の寒さはこれからだ。
今日の一句「冬されに むなしさ募る 総選挙」