民意とは

今日は選挙である。小選挙区は所属政党と言うより立候補者の人となりが判断の基準となる。幸い我が選挙区には優秀な輩で日頃から顔の見える活動をされている人がいるので迷う事は無い。しかし、比例区となるとどの政党に入れたらよいものか正直迷う。政党党首の主張することは必ずしもその党の総意とは限らない。自民党が大勝するらしいが、短命内閣の前例ある安倍総理が任期をまっとうするとも思えない。民主党はマスコミから叩かれ散々であるが、党主の交代と分裂で民主党自体が変質しており、野田民主党として判断する必要があろう。
インターネットに京都大学佐伯啓思教授の「民主主義への誤解」とするコメントがあった。民意を問うとして世論調査はこの一年に200回以上も為されているそうだが、支持率の急落をもって政権党への攻撃が執拗になされ、これが民主主義だと誤解されている。議会制民主主義は民意に媚びる事ではないと佐伯教授は指摘している。
一旦選挙で選んだ以上、選ばれた代表者に我々は政治を委ねたのだから任期を全うさせるべきであろう。とすればもうしばらく民主党にやらせるのも一考である。
今日の一句「寒月に 迷いあぐねる 総選挙」