横須賀美術館

熱中症とまではいかぬがこの暑さ、体の力が抜けたようでいささかだらけた生活となりつつある。おまけにスポーツクラブは子供向けの短期集中講座とかで、通常のレッスンは休みである。
結局、ここ数日どこにも出向かずに家で片づけやらアメリ旅行記のまとめなどで過ごす。
これではならじと、母を誘い観音崎にある横須賀美術館に出かけた。日差しは強いがそれだけ海は青く照りかえり、房総半島が間近に見える。ここのレストランは、眼前に東京湾が広がり、様々な船の行き交うのを飽かず眺める事が出来る。美術館の屋上に上がると高倍率の双眼鏡が置かれていた。向かいの君津の方で、もしも手を振る人がいれば、はっきりと見えたことであろう。
美術館では「ストラスブール美術館展」が開催されていた。ピカソをはじめとする近現代美術展である。いつもの事ではあるが、こんな絵を見るとこちらも絵を描きたくなる。レストランではこの展覧会に関連し、ストラスブールのあるアルザス風のピザがランチメニューにあったので試す事にした。
美術館のお陰で暑さを忘れてのさわやかな午後のひと時を過ごす事が出来た。
今日の一句:「さわやかに 午後の美術館 昼寝なし」