活断層

活断層が富士山の真下にあるかもしれないとかで、地震で富士山が崩壊して大惨事になるのではと、またまた人々を怯えさせるような記事が先日の新聞にあった。
富士山と大地震を結び付ける記事となれば一般人の関心も高まるであろうが、一体どの程度のリスクを孕むものであろうか? 
活断層は「第4紀、約180万年前以降の堆積物を動かした断層で将来も活動するかもしれない断層」と定義されている。かって休火山として習った富士山も今では活火山と位置づけられているそうだから、活断層だから大変だというのは富士山が噴火するかもしれないと恐れるのと同じレベルの話のように思える。至る所断層だらけの日本では、このように定義された活断層がどこにあってもおかしくは無いし、活断層があったら地震が起きるという訳でもなければ、活断層以外からでも地震は起きるし新たな断層を生む可能性もある。
津波による大きな被害同様、地震も大地の亀裂も火山の噴火も日本中至る所で起きる可能性はある。要はその事を念頭に置いた上で、我々の為すべきことは被害のリスクを下げる知恵を働かせる事であろう。
富士山直下に活断層などと余計な心配は止めて、相模湾越しの優美な富士山を愛でて心の安らぎを得る事にしよう。
今日の一句「雑草も 小花誇示する 五月かな」