原発ゼロ社会

連休も終わり、孫も自宅に帰った。年金生活者にとっては安穏なる日常に戻った訳だが、天気が目まぐるしく変わるので、計画が立てにくい。北側の側溝の掃除や庭の草取りの遅れに、ブログの原稿もなかなか手につかない。
連休最後の朝日新聞の社説は「原発ゼロ社会」と題して5日「不信の根を見つめ直せ」と6日「市民の熟議で信頼構築を」との提案を述べている。マスコミの社説は日頃批判や不満の表明ばかりであるが、「市民参加型の熟議を」との建設的な提案は賛同できる。ただ九州電力の「やらせメール」を批判するなら、「市民参加型の熟議」とは程遠い罵声や怒号の飛び交う対話集会を「市民の強い反対意見」としか表現してこなかった新聞記者の姿勢も問題とされよう。
5日の社説では「野田政権は何一つ現実を変えられていない」と性急な成果を求めているが、6日の社説では「もっと時間をかけて議論を将来につなげるよう工夫せよ」と述べている。「市民参加型の熟議」は、議会のみならずマスコミも大きな役割を果たすべきである事を自覚してもらいたいものである。
今日の一句「六段抜き 社説も新機軸 五月かな」