震災がれきの受け入れ

神奈川県の黒岩知事が受け入れを表明した震災がれきは地元住民の反対でとん挫したそうだ。
今日の朝日新聞では、「自治体受け入れ根強い反発」との見出しで、「住民の猛反発で立ち往生している」と書かれている。しかし「住民の猛反発」というのは住民の多数が反対という事ではなさそうだ。地元理解を得る目的で開催した「対話の広場」では怒号ややじが終始やまず混乱し、受け入れ支持の立場からの発言や専門家が発言するたびに怒号が飛んだと報告されている。怒号と罵声が吹き荒れるという事は対話を拒否しており、威圧的に自己主張を通そうとする輩に屈した訳である。大声を上げて、相手を圧倒したものの意見がまかり通る社会を、マスコミも容認しているようで悲しむべき記事である。
今日の一句「早春の なお冷え冷えと 荒み居り」