節電目標

節電の目標として示された15%なる数字が多すぎるとのクレームがマスコミで報じられていた。2割ぐらい過剰な数字を根拠として算出されたらしいが、15%を10%と置き換えたからとて、庶民の節電対応が変わるとは思えない。各家庭での節電実績を数値で表示する事も技術的には可能であろうが、大半の家庭ではそこまで厳密に節電目標達成をチェックしている訳ではない。
問題は数字が正しいどうかということではなく、過度な節電キャンペーンに踊らされて、まじめな庶民に無理を強いている点である。今の所比較的過ごしやすい日々が続いているから、十分な供給能力を維持しているはずであるが、駅のエスカレーターやら公道での街灯やら、いささかやり過ぎが目につく。この際、数値にこだわるよりも節電キャンペーンのトーンダウンを図るのも一考であろう。
今朝の新聞にNTT東日本の広告で「適電」なる言葉が使われていた。こちらの方がマイルドな響きがする。
今日の一句「湧きあがれ うち水もたらす 積乱雲」