トンビ

最近、母のリハビリ病院を頻繁に訪ねるようになり、相模湾沿いの道路を車で走る機会が増えた関係でトンビとの出会いが増えた。道路が海岸から数メートル高い事もあり、時に低く飛ぶトンビをすぐ横で見かける事もある。車がのろのろ渋滞の時に目をやると、風に乗ってグライダーのように空を滑っていたり、じっと空の一点に留まっているようにみえる。しかし、良く見ると鋭い嘴を持つ頭は餌を狙って、尾は位置を保持すべく、細かく頻繁に動かしているのが判る。
ウイキペディアに「特に神奈川県にある江ノ島では、トビの大群が見られる」と書かれている。逗子や鎌倉の海岸近くに多く生息している鳥らしい。お弁当を広げる観光客や海水浴客が多いせいだろうか。油揚げのみならず、おにぎりやパンを取られた人は多い。鋭い嘴を持つ猛禽類だが、餌が競合するカラスやカモメに追い立てられているらしい。
関東ではトビ(鳶)と呼ばれ、関西ではトンビと呼ばれているそうだが、私は関西系ということであろうか、トンビの方が親しみがわく。
今日の一句「向日葵を 輪を描き見下ろす トンビかな」