ヒマワリ

まだ7月に入ったばかり、梅雨もまだ明けやらぬ故、晩夏のヒマワリの花はまだまだ先の事であるが、季題にヒマワリが選ばれたことから、少し調べてみた。
ヒマワリを漢字変換すると向日葵と表記される。太陽の動きを追いかけるように首を振るとされているので向日なのであろうが、なぜ葵なのであろうか。葵も向日性だそうだが、花のイメージは大分異なる。
歳時記を見ると、ヒマワリの別名として「日車」「日輪草」「天竺葵」「日向葵」「天蓋花」などが挙げられていた。広辞苑には「天蓋花」と言えはヒガンバナの別称とあるし、「天竺葵」はゼラニウムの事だそうだ。辞書の世界と異なり、歌詠みの世界では漢字のイメージで自由に名前がつけられているようだ。
今日の一句「向日葵は、日輪草に 天蓋花」