歴史教科書

先日の朝日新聞神奈川版に横浜市での歴史教科書の採択が報告されていた。歴史教科書が話題になるのは、記述内容に異論が多い「新しい歴史教科書をつくる会」主導の教科書(自由社刊)をどう評価するかに関心があるからである。
横浜市の場合、教育委員会が任命した委員による審議会の答申を受けて、教育員会が決める事になっている。
今回の採択経緯で気になるのは、審議会の答申内容が無視され、教育委員会の独断で自由社の教科書が大幅に採用されている点である。今田教育委員長は「議会で選ばれた我々に権限が与えられているのだから仕方がない」と述べているが、審議会は形式的なものだと宣言しているに等しい。
審議会では何故自由社の評価点が低かったのか、どのような議論がなされたのかも興味があるが、絶大な権限を与えられている教育委員とは、一体どのような人たちであろうか?
今日の一句「陽の光 無視して首振る 日輪草」
今月の季題は「向日葵、日車、日輪草」だとの連絡を受けたので、今日からはヒマワリを頭に浮かべながら俳句を考える事にしたい。